物価高と治療費

物価高のニュースが多くなり、日頃の生活の中でも値上がりを実感されている方は多いかもしれません

先日は、ベビー用品のコンビ株式会社が「一部のベビーカー、チャイルドシート、ベビーラック&ベビーチェアのメーカー希望小売価格を2022年10月1日(土)受注分より、改定」するとのお知らせが掲載されていました
『一部製品の価格改定に関するお知らせ』


私が治療で使う道具(鍼やお灸など)も、一部の卸業者から『10月より値上げ』のお知らせが最近いくつか届いています
値上がり前に可能な範囲で仕入れておくなど、対策はおこなうつもりですが、どこまで対応できるか

新型コロナの感染症対策でこれまで以上に経費がかかりながら、何とか治療費は据え置きを維持しています
この先、道具代や光熱費などがさらに上昇していくと、いつまで治療費を据え置けるか…


ゆかり堂では 開院以来、子宝希望の女性や妊婦さん、産前産後の女性が多く来院されています
専門クリニックに通院されている方も多く、保険適用されているとはいえ不妊治療にかかる費用の負担は大きくなります
妊娠中や出産、産後の子育て中もさまざまな費用がかかります

そのため「少しでも負担を軽くできれば」と、ゆかり堂では常日頃から さまざまな工夫やアイデアで、必要以上の無駄な経費はかけないようにして、健全な経営を継続できるギリギリのラインに治療費を設定しています

◎治療に必要なものは妥協せず品質の良いものを選び、治療効果向上や自分自身の成長に繋がる書籍等への投資もしていますが、なるべくお得に購入するようにしています


物価高の影響を理由に治療費を値上げすることはできますが、「高いから治療を受けられない」「高いから継続できない」となっては意味がありません
物価高の中、もうひと踏ん張り、可能な限り治療費は据え置きたいと思います





※ここからは関心のある方のみお読みください

ゆかり堂にお越しの方の治療費負担を軽くするために、通常おこなっていることが多いことをあえて導入していません
その一部として
・宣伝・広告は全くおこなっていません
・キャッシュレス決済は手数料負担を考え今のところ導入していません
・回数券は、一見お得そうに見えますが、実際はそうではない(と私は思っています)ので、回数券は導入せず、1回の治療費をギリギリのラインに設定しています

※キャッシュレス決済や回数券、宣伝・広告に対するの考え方は、経営者によって異なりますので、あくまでひとつのものの見方として捉えてください



○キャッシュレス決済と手数料

●キャッシュレス決済には手数料がかかります
基本、決済手数料は消費者に直接請求してはいけないので、皆さんが負担することはありません
ただ、多くの事業者の場合、通常の経費に加えて決済手数料やシステム料などの経費も考慮したうえで価格設定をおこなっています

●1日の来客数が多く、決済件数が多い場合(スーパーなど)は、現金を扱う手間や時間、人件費などを考慮し、キャッシュレス決済の手数料を負担しても効率化や回転率を高めたいということを優先して、キャッシュレス決済を導入していることもあります

●また、できるだけ多くの集客を目指したい場合は、キャッシュレス決済を扱っていることでその利用者の集客を見込み、キャッシュレス決済を導入していることもあります

◎ゆかり堂の場合は、キャッシュレス決済を導入するとそれだけ経費(手数料やシステム料など)が増えるので、治療費を見直さなければなりません

◎また、ゆかり堂では、一人ひとりじっくりと丁寧な治療をおこなっているため、1日に治療をおこなえる人数に限りがあります
そのため、1日の決済件数は少なく、集客のための経費をかけたとしてもキャパオーバーになってしまいます(宣伝・広告をおこなわないのも、キャパオーバーになるためです)

このような理由から 今のところ キャッシュレス決済の導入は適していないと考えていますが、日常的に現金を使用しない方も増えてきているので、この先 時期を見て導入していくことになると思います



○回数券のカラクリ

●回数券は、利用者から見ると一見お得に感じます
ただ、経営側から見ると一つのカラクリがあります

治療費に限ったことではなく他の業種にも当てはまるのですが
●例えば
・治療費 1回 6,000円 
・10回分の回数券 6,000円×10回=60,000円→55,000円(5,000円割引)
だとすると、
回数券のほうが 1回あたり 5,500円で、6,000円より500円お得になります

これを経営側から見ると、
●本来の設定したい治療費が5,500円で、回数券を購入してもらうために1回の治療費を 6,000円と高く設定しているというケースが多いです (「初回○○円引き」などのクーポンも同じようなことです)
●回数券を購入してもらうほうが、顧客を囲い込める、経営が安定する、期限内に使い切れなくても返金しないため損はしない、などを見込んで、回数券でお得に見せる手法を取っていることも多いです
※上記の理由ではなく回数券を導入している事業者もいらっしゃいます

◎ゆかり堂では、「回数券を購入するとお得になるなら、はじめから1回の治療費を回数券でお得になる価格に設定すればよい」との考えで、回数券は導入していません


2022年09月07日