不妊治療 負担と支援(サポート)

2019年3月4日の『上毛新聞』に下記の記事が掲載されていました

「不妊治療 広がる支援 命育む負担を軽く」

上記リンク先をお読みいただければわかると思いますが、妊活や不妊治療をおこなっていく上で生じる負担に対し、独自の支援をおこなっている自治体や企業などがあります

上記記事には
①職場のサポート(仕事との両立)
②精神的サポート(悩みの相談)
③経済的サポート(自治体等の助成)
の3つの支援(サポート)について書かれています



ゆかり堂でおこなっている3つのサポートは
①からだを整える(鍼灸治療+身体的サポート)
②こころを整える(鍼灸治療+精神的サポート)
③治療費負担をなるべく軽く(経済的サポート)

 

①からだを整える

これは皆さん鍼灸治療を受けにいらっしゃっているので当然のことですが、一人でからだを整えようと思ってもなかなかできないものです

今のからだがどのような状態かを把握し、適切な対応をしていけば からだは必ず良い方向へと変化していきます

妊娠・出産へとつながる鍼灸治療とともに日常生活でのアドバイスや日頃のお悩みも改善していきます


②こころを整える

『心身一如』こころとからだは一体であり連動しています
鍼灸治療によって からだとともにこころも整っていきます

ゆかり堂は ご相談やお悩み、人には言えないことなどを吐露する場でもあります(お一人ずつ治療をおこなっていますので 完全なプライベート空間でお話しいただけます)
また、私のこれまでの経験上や多くの方々と接してきたことから 皆さんにお伝えできることもあります

妊活や不妊治療は たとえて言えば 山の頂を目指す登山のようなものです  一人で登れば、孤独にもなりますし道に迷ったり困難な道を選んでいるかもしれません  ゆかり堂は そのガイドとなり、ともに山を登り、一人では気付かなかった緩やかな道や近道へと誘導しながらともに山の頂(妊娠・出産)を目指します

 


③治療費負担をなるべく軽く

ゆかり堂では 開院以来、子宝希望の女性が多く来院されています
専門クリニックに通院されている方も多く、不妊治療にかかる費用の負担は大きくなります

そのため「少しでも負担を軽くできれば」と ゆかり堂では経費削減をおこない健全な経営を継続できるぎりぎりのラインに治療費を設定しています

ゆかり堂では治療費は一律です 妊活の治療だけでなくその他の症状があればそれらも含めて治療をおこないますが治療費は変わりません

ゆかり堂では治療時間が長めになっています からだの状態を的確にとらえて治療をおこない、ご相談などのお話をしながら治療をしているとどうしても時間が長くなってしまします
長ければよいというものではありませんが「そのときにできることを後回しにしない」治療をしています


人により金銭感覚は異なりますが、1回 5,000円(現在は 5,500円)という治療費は決して安くはないと思います

お越しの方の中には「治療費をもっと上げたほうが良い」とおっしゃっていただくこともありますが「高いから治療を受けられない」「高いから継続できない」となっては意味がありません

治療費が高いから効果がある・安いから効果がないということではなく、経営が成り立つぎりぎりのラインで適正な治療費に設定し、妊活中の皆さんが鍼灸治療を継続できるよう経済的負担をなるべく軽くできればと思っています



先週・今週と出産のご報告メールをいただき、かわいい写真も添付されていました
こういう瞬間にやっとホッとできます
妊娠することも嬉しいですが、無事に出産し新たな生命の誕生もすごく嬉しいです

妊娠中の治療は命にかかわる治療と考えています 産婦人科の医師も同じかもしれませんが、笑顔で話していても全く気は抜けません
だから無事に出産できたときにはじめてホッとします

妊活や不妊治療中に感じるさまざまな負担に対して、自治体や企業・まわりの方々などのさまざまな支援(サポート)がありますが、少しでも負担が軽減し支援や理解が広まり、ゆかり堂でできるサポートとともに妊娠・出産する方々が増えていくようにお役に立てればと思います


2019年03月13日