活性酸素と精子のDNA損傷

ゆかり堂HP内では、『男性の妊活(男性不妊について)』記載をしています

男性の場合、精液検査では精子の濃度(数)や運動率が指標となっています
WHOによると、自然妊娠するには精液1ml中に精子が1,500万以上 そのうち活発なものが40%以上いるのが望ましいとされていますが、これは基準値であり正常値ではありません
なので、数値が上回っているから安心だという訳ではありません

その精液検査の指標で、新たに注目されている項目が、「精子のDNAの損傷」と「活性酸素」の影響です
精液検査の精子の濃度(数)や運動率が基準値内であっても、精子のDNAに損傷があると、受精しなかったり受精後の分割・成長がうまくいかないことがわかっています
「なかなか妊娠しない」「体外受精で採卵しても受精しない」「受精卵の成長が途中でストップしてしまう」「受精卵が成長しても移植がうまくいかない」「妊娠陽性反応が出ても流産してしまう」などのケースは必ずしも女性に原因があるのではなく、精子のDNAの損傷が原因である可能性があります

その精子のDNAの損傷には、加齢・生活習慣・活性酸素などが影響しています
生活習慣などを改善することによって比較的短期間に回復することができ、これらのことについては以前に『男性の妊活(男性不妊について)』にまとめました


精子のDNAの損傷に関しては、検査できる設備のあるクリニックがあまりありませんでしたが、『田園都市レディースクリニック』で検査ができるようになったようです
これまでの一般的な精液検査に加えて、精液中の酸化ストレスを調べる酸化還元電位検査(ORP検査)と、DNA断片化指数検査(DFI検査)を導入したようです

ゆかり堂にお越しの女性の中にも、私から観て「状態が良いのになぜ妊娠に至らないのだろう」と思い悩むケースがあります
その場合、男性側の要因を考えることもありますが「精液検査の結果が基準値内」だと夫婦ともに男性が原因ではないと結論付けていましたし、私もそれ以上のことを言いにくくなっていました
しかし、検査ができるようになったため、もし精子のDNAの損傷があった場合や活性酸素の影響で妊娠しにくくなっていたことがわかれば、適切な対処をすることでより早く妊娠・出産に至るかもしれませんし、経済的負担も軽くなるかもしれません


他の専門クリニックも検査ができるようになり、より多くの夫婦が子宝に恵まれることに繋がればと切に願います

検査内容については「田園都市レディースクリニック」のHPを
男性の精子の力をアップさせるために必要なことは ゆかり堂HPのこちらをご確認ください

2019年01月22日