安産と鍼灸治療 ~親の都合と赤ちゃんの都合~

ゆかり堂には、妊娠中や出産前に
鍼灸治療を受けるためにお越しになる方も多いです

安産のための鍼灸治療については
『安産と鍼灸治療 ~安産と産後のために~』


ありがたいことに「鍼灸治療は何でもできる」
と思っていただいている方もいらっしゃいます

私もそれに応えようと
最善を尽くして治療をおこなっていますが…


37~38週の頃に

「○月○日までに産みたいので、
 陣痛が来るようにしてください」

「土日祝日、夜間は料金が高くなるので、
 今週の平日昼間に産まれるようにしてください」

「来週から夫が出張なので、立ち会い出産ができるように
 今週中に産まれるようにしてください」

といった要望をされる方もいます



◎陣痛促進の鍼灸治療

安産のための鍼灸治療では、陣痛を促進することもあります


・陣痛を促進するケース

①陣痛が始まっている
②予定日超過 予定日を過ぎても産まれる気配がない
③予定日前でも産まれそうな兆候があり、陣痛促進の治療を希望している


陣痛が始まっている状態で鍼灸治療を受けに来る人はいないため
①のケースで治療をおこなったことはありません

一番多いのは②予定日超過のケースです
個人差はありますが
早い人だと治療した当日に陣痛が始まり
多くは1~2日以内に陣痛が始まります

③予定日前でも産まれそうな兆候があれば
それをご本人に伝えて、希望された場合に
陣痛を促進する治療をおこないます


鍼灸治療で陣痛を促進することはありますが

・予定日超過
・出産予定日が近い
・産まれそうな兆候がある

などのケースであり
計画分娩のように産む日を決められるわけではありません


・37週以前の早産を予防すること
・37~38週の時期であれば、出産予定日近くまで陣痛を抑制すること
などは
必ずとは言えませんが治療としておこなうことはできます



◎分娩は思い通りにいかないことも

以前に比べると
無痛分娩を予定している方は格段に増加し
計画無痛分娩をされる方も多いです


分娩方法は大きく分けて4つ
・自然分娩
・無痛分娩
・計画分娩
・帝王切開


分娩のケースはさまざまです

・自然分娩→緊急帝王切開
・無痛分娩+計画分娩=計画無痛分娩
・計画無痛分娩でも、当日に産まれるとは限りません
・破水してから24時間以上陣痛が来ない場合、促進剤で分娩を誘発(37週以降の場合)
など

分娩では、スムーズに進むこともあれば
予定通りにいかないこともあります



◎親の都合と赤ちゃんの都合

37週を過ぎると産科医から
「いつ産まれてもおかしくない時期」と言われるため
陣痛促進をしたら、すぐに産まれると感じるのかもしれません

・早産 22~36週
・正期産 37~41週
・過期産 42週~


期待にはお応えしたいのですが

・37週を過ぎたばかり
・産まれそうな兆候や気配もない

といった状況・状態では
陣痛を促進する鍼灸治療をおこなっても
なかなか思い通りにはいかないかもしれません


親の都合もわかりますが
母体の状態にもよりますし、赤ちゃんの都合もあります

分娩は、母親とお腹の中の赤ちゃんとの共同作業です



◎鍼灸治療でできること

ゆかり堂でおこなう安産のための鍼灸治療とは
・スムーズに子宮口が開くこと
・(時期によっては)陣痛を促進すること
・陣痛から出産までの分娩時間が短くなること

これらによって
母体のからだの消耗をできるだけ最小限にすること=安産
を目指します

これらは自然分娩だけでなく無痛分娩でも同様です


詳しくは
『安産と鍼灸治療 ~安産と産後のために~』


安産に向けてからだを整えたい
時期やからだの状態によりますが、陣痛を促進したい
妊娠中や産前産後のお困りごとがある

などの際は、ご相談いただければ幸いです



2025年09月05日