頭痛(片頭痛 偏頭痛)の改善

◎頭痛

頭痛に悩む、つらいという方は結構いらっしゃいます

頭痛はからだにもこころにも影響し、日常生活の質が低下してしまうこともあります

・病院で検査しても異常がなかった

・頭痛のたびに薬を飲みたくない

・頭痛のない生活を送りたい

など、改善したいと思うのは当然のことです

 

◎頭痛とは

・頭部に感ずる痛みの総称

・痛覚神経や血管系、脳神経系などへの刺激により発生するが、刺激を受ける局所の痛みだけでなく、広範囲に感じられる関連痛

 

◎頭痛の分類

○機能性頭痛:片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛

鍼灸により改善が見られます

・病院を受診し、脳などに異常はなかったが、症状が改善しない
という方が鍼灸を受診するケースがよくあります


○器質的頭痛:脳出血・脳腫瘍・脳血管障害・脳圧亢進症状など

・器質的頭痛は、命に係わる危険な頭痛です

・突然金槌で殴られたような強烈な頭痛、視野が狭くなる、ろれつが回らない、麻痺を伴う、などのある症状のある方は、すぐに病院で検査するか救急車を呼んでください

 

☆鍼灸により改善が見られる機能性頭痛


○片頭痛(血管性頭痛)

こめかみから目のあたりにかけての頭痛、側頭部や後頭部のこともあります

「特徴」
・発作的に始まる反復性の頭痛:月に数回、周期的にときどき起こり毎日ではない

・日常生活に影響が出る:家事や仕事などに影響が出てしまう 暗く静かな所で横になりたい

・大きな音、強い光、不快な臭いなどで悪化する

・吐き気がしたり、吐いたりしたことがある

・成人女性に多い:成人女性の約1割が片頭痛もちといわれている

・血管が拡張して起こる頭痛のため、マッサージや入浴で緩解しない(楽にならない)

・ズキンズキン、ガンガンなど、拍動性の痛み

・前兆として閃輝暗点(せんきあんてん)があることが多い:目の前がチカチカ、キラキラする

・血縁者に似た頭痛の症状の人がいる



○緊張型頭痛(筋収縮性頭痛)

頭部や頚部の筋が持続的に収縮し、血管が収縮して起こる頭痛

頭が痛いというよりも、頭が重い、スッキリしない、というような違和感があります

頭痛の原因の約8割を占めるといわれています

「特徴」

・両側性のことが多い

・頻度は、月に数回から毎日、などさまざま

・肩こり、目の疲れ、顎関節症、倦怠感、めまいなどを伴うことが多い

・身体的・精神的ストレスが誘因となることが多い
「ものすごく疲れている」「過緊張の状態が続く」など

・頭が重い、圧迫感、鈍痛、締め付けられるような痛み、スッキリしないなどの症状が、何となくはじまり、だらだらと続く



○群発頭痛

「特徴」

・20歳代・30歳代の男性に多い

・ひとたびはじまると、1~2か月の間、毎日のように群発して起こる

・年に1・2回の周期で起こり、その期間以外は頭痛は起こらない

・頭痛の頻度は、1日に1回くらいで、1時間程度で自然に戻る

・片目の奥がえぐられるような激しい頭痛

・睡眠中に起こりやすく、明け方の痛みで目を覚ます

・目の充血、涙を流す、鼻水、鼻づまり、顔に汗、まぶたの腫れ、などが起こることもある

 

◎鍼灸によるアプローチ


○ゆかり堂では、一人ひとり異なる症状に対して合わせた施術をおこなっていきま


頭痛といっても、

・右側だけが痛い
・後頭部が痛い
・頭全体が重い
・寒いと悪化する
・のぼせた感じがする
・イライラしている
・鬱々としている
・打撲をした
・発熱がある
など

人それぞれ症状は異なります


その症状に応じて、からだやこころの状態がどうなっているのかを判断し、その病因に対してアプローチをしながら全体のバランスを調整していきます

頭痛を引き起こしている原因・要因がわかれば、ご自身でも対処しやすくなります


☆来院時に「頭痛がある」という方のうち、ほとんどの方が施術が終わるころには頭痛がなくなっています


頭痛で日常生活に支障が出てしまっている方
スッキリしない方
寝込んでしまう方
より健やかに過ごせるようになりたいと思ったら、ご相談いただければ幸いです


◎頭痛の症例