ゆかり堂だからできること

◎多くの経験(症例)を生かしたサポート

ゆかり堂は、産婦人科系専門ではありませんが、新規で来院される方の約80%が子宝希望の女性や妊婦さんです
似ていることはあっても同じ症状や状態の人はいません
多くの女性の治療をしているからこそ 一人ひとりに合わせた施術ができます

また、来院される皆様から「生の声」の情報をいただけるので、妊活・クリニック・産院・子育てなどの情報も共有できます

治療も含め、こころやからだその他さまざまな面からのサポートができるのも、ゆかり堂だからできることのひとつです

 

◎量より質

ゆかり堂では、一人ひとりじっくりと丁寧に治療をおこなっていきます
完全予約制でお一人ずつ治療をおこないます
なので、一日に限られた人数しか治療ができません

ベッドを数台並べて、カーテンで仕切りながら、治療をおこなうところもありますが、ゆかり堂では「量より質」 お一人ずつじっくりと治療をおこなうことで質を高めていきます
※同時に複数人の治療をおこなうことが、質の低下ということではありませんので、誤解のないようお願いいたします

婦人科系の治療になると、あまり他の人には聞かれたくないような内容を話すこともあります
「他の人に聞かれるかも」と話しにくくなってしまうと、治療のための情報が少なくなり、何かを見落としてしまう可能性もあります
・クリニックでは待ち時間が長く、医師と話をする時間もあまりない
・まわりに相談できる人が限られていたり、相談できる人もいない
・ネットでいろいろと調べてみるが、情報が多すぎてよくわからない
など一人で悩むことも多い婦人科系のことですが、抱えていることを打ち明けたり、疑問に思っていることを解消したり、さまざまなことをお話ししていくことで治療の質を高めていけると思っています

治療時間が長ければ良いというものではありませんが、お一人ずつお話しをしながらじっくり治療をすることで、こころとからだが好転していくことを目指します

 

◎心のケア(治療)も

産婦人科系の治療に限りませんが、からだだけを観て治療をするより、こころとからだの両面からアプローチをしていったほうが効果が高まるように思います

特に産婦人科系の症状では、こころの影響を受けやすいように思います
ケースにより異なりますが、子宝希望の女性であれば、これまでにいろんなこころの葛藤や負担を感じ、それを経て来院されることもあります
ネガティブな思考や先の見えない失望感は、そのままではなかなか好転しません
鍼灸治療の中で、からだとともにこころも好転するように、そして先に期待が持てるようにしていくことも、とても大切なことです

ゆかり堂では、そういう要素も取り入れた治療を、いつも心がけておこなっています

 

◎先を見据える

来院される方や、一般的にも、治療というと目的を達したらそこで終わりと思われているかもしれません
もちろん急性の痛みや不快な症状など、施術後に改善していたらその後の治療の必要はありません
しかし、慢性の症状や体質改善など治療を継続することで改善していくこともあります
産婦人科系の治療では、体質改善をしていくことも多いので、継続的な治療をおすすめしています

私が治療の際に心がけていることのひとつに「先を見据える治療」があります
目の前のその時の目的も大事ですが、中・長期的な目標も大事です
婦人科系の治療では、次の月経周期のことなど「このように推移していくであろう未来」を見据えた上での今の治療をおこなうことが多いです

例えば、子宝希望で来院された女性の場合
妊娠することが目的になりがちですが、妊娠をしたその先
・妊娠初期のつわりが強く出る体質かどうか
・妊娠を維持していけるからだにしていくには
・妊娠後期に逆子やむくみなどを心配する体質かどうか
・お産がスムーズにいくようにするには
・産後の体調や母乳の出が順調になるように
・産後の子育てで悩んでしまいそうなことへの対処法
などといったことまで見据えて治療をしています

「そんな先のことより、早く妊娠を」とお思いになる方もいらっしゃると思いますが、これから妊娠に至るまで・妊娠初期・中期・後期・お産や産後も同じ女性のからだに起こる変化であり出来事です
すべては別々のようで繋がり合っているものです

「先を見据えた治療」が今の状況を好転させていく要素にもなり得ます
先を想定できない治療はその場しのぎになってしまうこともあるため、ゆかり堂では今を最優先にしつつ、未来を想定した治療」を心がけています

 

◎覚悟と責任

一般的に鍼灸治療とは、肩こりや腰痛など整形外科系の治療や、お年寄りの治療といったイメージを持たれています
でも、産婦人科系、内科系、耳鼻科系、眼科系、心療内科系、小児科系など幅広く対応することができます
原因不明の症状や難病、命にかかわるような症状にも対応することが可能です

妊活中は意識されている方が少ないですが、産婦人科系の治療は命にかかわる治療です
そのため、その覚悟と責任をもってお一人お一人に日々治療をさせていただいています

治療をおこなう際は、最初から最後まで責任を持ちたいという気持ちです
でも、最後までとは限らないケースもあります
例えば、子宝希望の女性の場合、妊娠した後も安定するまで あるいは 出産するまで治療を継続する方が多いですが(産後も不定期ではありますが継続される方もいます)、妊娠という目的を達したら来院されなくなることもあります
最後まで責任を持ちたい 見届けたいという思いはありますが、治療を受けるか決めるのはご本人です
そのことも想定して、来院されなくなった場合でも対応できるよう「先を見据えた治療」をおこなっています

命にかかわる治療をしているという自覚がある以上、その覚悟と責任を持った治療を施せるよう、日々精進 高めていくのみです

 

 

episode 4 ともに歩む治療を

episode 1 産婦人科系治療への思い

episode 2 産婦人科系治療をおこなうようになるまで